不動産強制執行の手順

不動産が強制執行(いわゆる競売)の申し立てをされた場合、裁判所は法務局に対して競売開始決定の登記を嘱託します。そして、裁判所は執行官に対して物件の現況調査を命じて、評価人から物件の評価書を裁判所に提出させます。競売の申し立てをしてから、物件の評価がされるまでの期間は約3か月くらいです。
評価書に基づいて、執行官は物件明細書を作成し、最低売却価額を決定します。物件明細書は、裁判所に備え置かれますので、その期間はどなたでも物件明細書を閲覧することができます。
また最近では、インターネットでも物件明細書を閲覧することができます。
最低売却価額が決定してからおよそ4か月後に入札期間が1週間設けられます。
入札期間が満了すると、その1週間後に入札者の氏名、入札金額の開示がされます(開札期日)。1番高額な金額で入札した人に対して、裁判所からの売却許可決定がされます。最高金額で落札した人は、裁判所が定める期日までに落札金額を納付しなければなりません。万が一、期日までに落札金額を納付できなかった場合には、最高金額で落札した人は物件を購入する権利を失ってしまいます。この場合には、2番目に高額の金額で入札していた人に、物件を購入する権利が移転します。

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